結論:仕事を分けて、公開前に直せるところから試す

Web担当者がAIを使うときに大事なのは、どのAIを使うかより、どの仕事をAIに頼むかを先に決めることです。

当サイトのおすすめは次の順番です。

  1. 会社のルールと、入力してよい情報を確認する
  2. 今の仕事を「作る」「確認する」「決める」に分ける
  3. 公開前に直せる「作る」仕事から、1つだけ試す
  4. かかった時間と直した量を記録し、続けるか決める

この記事では、Web担当の仕事ごとにAIの使い方と注意点を一覧にし、社内で始めるまでの順番を紹介します。指示文の具体例はWeb担当がAIに任せられる仕事・任せない仕事にまとめています。

Web担当の仕事別:AIの使い方と注意点

Web担当の主な仕事について、AIに頼みやすいことと、人が確認すべきことを並べました。当サイトの整理です。

仕事AIに頼みやすいこと人が確認することくわしい記事
ページの文章言い換え案、見出し案、読みにくい所の指摘事実・数字・自社の言い方任せられる仕事
改善点の洗い出し公開ページから気づく問題点の候補実際の数字と、優先順位改善点の見つけ方
数字の見方GA4 や Search Console の用語の説明自社のデータの読み取り最初に見る数字
顧客の声の整理アンケート回答の分類、要約個人情報を入れないこと、解釈顧客の声を集める方法
社内向けの資料提案書・比較表のたたき台会社の事実、予算、決めてほしいこと提案書の書き方
制作会社への依頼RFP(提案依頼書)の項目の洗い出し依頼範囲と条件の最終決定RFPのまとめ方
相談相手何から手をつけるかの整理相談結果をどう使うかの判断AIプロデューサーとは

どの仕事でも、AIが出したものは下書きです。公開や提出の前に、人が読んで直す時間を見込んでおきましょう。

道具の選び方:AIなし・汎用AI・特化AI

AIの道具は、大きく3つに分けて考えると選びやすくなります。

  • AIなし:手元のテンプレートやチェックリストで進める。社外に情報を出さずに済む
  • 汎用AI:ChatGPT など、何でも頼めるAI。前提や出してほしい形を自分で指示する
  • 特化AI:Webサイトの相談や資料づくりなど、用途を絞ったサービス。指示を考える手間が少ない

どれが正解ということはありません。同じ仕事でも、急ぎかどうか、社外に出してよい情報か、どれだけ自分で直せるかで向く道具が変わります。3つを同じ仕事で比べた例はAIなし・汎用AI・特化AIの比べ方にまとめています。

Webサイトの相談と資料づくりに特化したサービスの一つが GROW Agent プロデューサーです。汎用AIとの違いはGROWとChatGPTなど汎用AIの違いで比べています。

始める前に:会社のルールと入力してよい情報

AIを仕事で使う前に、次の3つを確認しておきます。

  1. 使ってよいサービス:会社で決まったサービスがあるか。個人のアカウントで使ってよいか
  2. 入力してよい情報:公開済みの情報だけか、社内資料も入れてよいか。お客様の個人情報は入れない
  3. 確認する人:AIが作ったものを、公開や提出の前に誰が見るか

ルールがない会社も多いはずです。その場合は、上の3つを短いメモにして上司に見せ、了承を取ってから始めると、あとで困りません。入力してよい情報の考え方はAIに社内情報を入れる前ににまとめています。

小さく試す:1つの仕事で、時間と直した量を記録する

最初から多くの仕事に使うより、1つの仕事で試して結果を記録するほうが、続けるかどうかを判断しやすくなります。

記録しておきたいのは次の4つです。

  • AIを使わない場合に、いつもどれくらい時間がかかっていたか
  • AIを使った場合の、指示を書く時間と、出てきたものを直す時間
  • 直した箇所の数と、その中身(事実の誤り、言い回し、抜け)
  • 次も同じ仕事にAIを使いたいか

時間が減らなかった場合でも、「この仕事はAIに向かない」と分かったこと自体が成果です。無理に使い続ける必要はありません。

上司に説明するときは、比べた結果を見せる

AIの利用を続けたい、有料のサービスを使いたいと上司に相談するときは、試した結果を比べて見せると話が早く進みます。

  • AIなしの場合と比べて、何がどれだけ変わったか
  • 費用(無料か有料か)と、社外に出す情報の範囲
  • うまくいかなかったときに、やめる条件

当サイトの上司向け比較・承認依頼資料をつくるツールを使うと、AIなし・汎用AI・特化AIの比較と試行計画を、上司に出す資料の下書きにまとめられます。

AIの出力を公開・提出する前の確認

AIが作った文章や資料を外に出す前に、最低限次の点を確認します。

  • 会社名、サービス名、住所、電話番号などの事実が正しいか
  • 数字が実際の数字か、AIの推定か
  • 自社の言い方やルール(表記ゆれ、禁止表現)に合っているか
  • ほかのサイトの文章と似すぎていないか

提案書や見積もりなど、社内の判断に使う資料の確認方法はAIが作った提案書を、そのまま提出する前にでくわしく紹介しています。

この記事の確認範囲

この記事は、当サイトの編集部がWeb担当の仕事を整理した内容です。特定のAIサービスの性能や、時間がどれだけ減るかを測った結果ではありません。各サービスの料金・機能は変わることがあるので、使う前に公式サイトで確認してください。