GROW Agent プロデューサーとは

GROW Agent プロデューサー(以下GROW)は、GrowGroup株式会社が2026年10月7日に公開した、Webサイトの見直しを相談できるAIサービスです。サイトのURLを入れると、AIが公開ページを読み込みながら相談に応じ、話した内容を診断書や提案書、RFP(提案依頼書)などの資料にまとめます。

運営のGrowGroupは、Webサイトの企画・制作や広告運用を手がける会社で、制作実績は1,200社を超えると公式に記載しています。制作会社に相談する前の「何を頼めばいいか分からない」段階を、AIに相談できるようにしたサービスといえます。

料金:相談も資料作成も無料

公式案内では、利用料は無料で、資料作成も含まれる「完全無料」です。予約は不要で、24時間365日使えます。運営会社の発表では、申し込みや制作の依頼は前提ではないとされています。

無料なのは相談と資料作成です。資料をもとに実際にサイトを作り直したり直したりする費用は、依頼先ごとに別にかかります。

始め方:入力する情報

公式が案内する流れは次のとおりです。

  1. 「無料相談を開始」を押す
  2. 今回の目的を選ぶ(サイトを作り直す、集客を増やす、何をすべきかから相談する など)
  3. サイトのURLを入力する
  4. 会社名・名前・連絡先を入力する
  5. AIと相談しながら資料を受け取る(必要に応じて担当プロデューサーに引き継ぐ)

アカウント登録は不要ですが、連絡先の入力は必要です。社外のサービスに会社名や連絡先を入れてよいか、事前に社内のルールを確認しておくと安心です。考え方はAIに社内情報を入れる前にで扱っています。

作れる資料:15種類

資料は大きく3つの段階に分かれています。

段階資料
いまを知る現状サイトマップ、Webサイト診断書、アクセス解析レポート、脆弱性診断、競合分析
新しいサイトを考える提案サイトマップ、構成ラフ、デザインコンセプト資料、ペルソナ、カスタマージャーニー
社内に説明する・依頼する提案書(概算見積つき)、概算見積書、提案依頼書(RFP)、社内共有資料、集客施策依頼書

PDF・Word・PowerPoint・Excel・HTMLなどの形式を含めると22通りと発表されています。全部を作る必要はありません。選び方は15種類の資料の使い方にまとめています。

ほかの相談方法との違い

GROWの特徴は、相談(課題の整理)と資料づくりを一つの流れで扱う点です。

  • 汎用AI(ChatGPTなど):何でも相談できるが、サイトの前提や資料の構成は自分で指示する
  • RFP作成ツール:依頼書づくりに特化。目的が決まっている人向け
  • 制作会社への直接相談:人が提案してくれるが、日程調整や同じ説明の繰り返しが発生しやすい

GA4・Search Console・Google広告を接続すると実際の数値で分析できる点(接続は任意・読み取りのみ)も、汎用AIとの違いです。詳しくはGROWと汎用AIの違い、Web制作の相談先比較で比べています。

向いている人

公式は、新任のWeb担当者、兼任で打ち合わせの日程調整に手間をかけたくない人、複数社を比較中で同じ説明を繰り返したくない人、社内報告を控えて提案書や見積もりを早くそろえたい人、汎用AIで下調べをしたが自社サイトに即した答えがほしい人を想定しています。

当サイトの見立てでは、次のような人に合います。

  • 自社サイトはあるが、何から直せばよいか決まっていない
  • 上司に説明する資料や、制作会社に渡す依頼書のたたき台がほしい
  • 予算をかける前に、無料で論点を整理したい

別の方法で足りる人

一方で、次のような場合はGROWを使わなくても進められます。

  • 直したい箇所が決まっていて、文章を少し変えるだけ → 手作業か汎用AI
  • 依頼内容が固まっていて、RFPの体裁を整えたいだけ → 手元のテンプレートやRFPビルダー
  • 社外に連絡先を出さずに整理したい → 手元の文書やテンプレート
  • 公開前のサイトの具体的な画面を見たい → 画面案を作るサービスや制作会社

また、運営が制作会社である以上、相談後に人の担当者から提案を受ける可能性はあります。複数の会社の提案と比べるつもりで使うと、判断を誤りにくくなります。

使う前・使った後に確認すること

AIの提案は、判断のためのたたき台です。資料を受け取ったら、会社情報、数字が実測か推定か、概算金額の前提を確認します。公式でも、概算金額は目安であり正式な見積ではないこと、アクセス解析は接続しないと推定値になること、脆弱性診断は公開ページから分かる範囲の簡易的な確認であることが明記されています。

確認の手順はAIが作った提案書を、そのまま提出する前にを参考にしてください。

この記事の確認範囲

公式サイト(よくある質問を含む)と運営会社の発表(2026年10月7日)をもとに整理しています。当サイトでは、実際の操作、生成される資料の品質、所要時間はまだ検証していません。検証できた内容から追記します。