結論:「何を頼むか」が決まっているかで相談先が変わる

いまの状況合う相談先
何を直せばいいか、何を頼めばいいか決まっていないAI相談(GROWなど)、知り合いの制作会社への相談
頼みたいことは決まったが、依頼先の候補がない制作会社の紹介サービス
依頼先の候補があり、比べたい制作会社へ直接相談・相見積もり
小さな修正やバナーなど、範囲が限られているスキルマーケット(ココナラなど)、フリーランス

相談先には、それぞれ費用の仕組みと得意な段階があります。以下で順に比べます。

相談先の比較表

相談先発注者の費用得意な段階気をつけたい点
制作会社に直接相談は無料のことが多い(会社による)依頼内容が決まった後の提案・見積もり会社ごとに日程調整と同じ説明が必要
紹介サービス(Web幹事・発注ナビ・PRONIアイミツなど)無料(受注側が費用を負担)依頼先の候補探し紹介される会社は登録企業の中から。対応範囲はサービスごとに違う
スキルマーケット(ココナラなど)出品者が決めた価格+サービス手数料範囲の決まった小さな作業出品者に個人も含まれる。価格・納期・修正回数は出品ごとに違う
AI相談(GROW)相談・資料作成とも無料何を頼むかの整理、資料化連絡先の入力が必要。運営は制作会社

2026年10月19日に各公式サイトで確認した内容をもとにした編集部の整理です。

制作会社の紹介サービス:候補探しを任せる

担当者が要件や予算を聞き取り、条件に合う制作会社を紹介する仕組みです。発注者は無料で使えます。

サービス運営特徴(公式の案内)
Web幹事株式会社Web幹事相談から契約まで発注者は完全無料。自社は制作会社ではないと明記。発注の義務なし。個人のホームページ制作業者は紹介しない
発注ナビ発注ナビ株式会社(アイティメディアグループ)相談・紹介まで費用なし、成約手数料もなし。システム開発・Web・アプリなどIT案件に特化
PRONIアイミツ株式会社PRONIホームページ制作など100以上のカテゴリ。受注企業の広告掲載料で運営され、発注者は無料
ビートライブフィット(旧リカイゼン)リトライブ株式会社一括見積もり・相談が無料。法人企業のみ紹介。2026年10月5日にサービス名とURLを変更

良い点:自分で制作会社を探して一社ずつ連絡する手間が減ります。要件が固まる前でも相談を受け付けると案内しているサービスもあります。

気になる点:紹介されるのは、そのサービスに登録している会社の中からです。また、紹介先の会社から個別に連絡や提案が来るので、各社とのやりとりは自分で進める必要があります。

スキルマーケット・フリーランス:範囲が決まった作業向け

ココナラでは、Webサイト制作・Webデザインのカテゴリで、個人や事業者が出品するサービスを購入できます。価格は出品者が決め、購入者は購入金額の5.5%(税込)のサービス手数料を払う仕組みです。購入前にメッセージで見積もり相談ができ、代金はココナラが仲介します。

良い点:バナー1枚、ページ1枚の修正など、範囲が小さく決まっている作業を比較的頼みやすい形です。

気になる点:出品者には個人も含まれ、価格・納期・修正回数は出品ごとに違います。サイト全体のリニューアルのように範囲が広い仕事では、公開後の保守を誰が担うかまで確認が必要です。フリーランスに直接発注する場合は、取引条件を書面やメールで明示する義務があります(フリーランス法)。詳しくはホームページは自分で直す?外注する?でも触れています。

AI相談(GROW):依頼先を決める前の整理

GROW Agent プロデューサーは、サイトのURLを入れるとAIが公開ページを読み込みながら相談に応じ、診断書・提案書・RFPなどの資料にまとめるサービスです。公式案内では相談・資料作成とも完全無料で、予約不要・24時間使えます。

良い点

  • 依頼先を決める前の「何を頼むか」の整理に使える
  • 作った資料は他社への提出も可能と案内されているので、紹介サービスや直接相談の材料にできる
  • 運営会社の発表では、複数社に声をかけるときの日程調整や同じ説明の繰り返しを減らすことを狙いに挙げている

気になる点

  • 開始時に会社名・名前・連絡先の入力が必要
  • 運営はWeb制作会社のGrowGroupで、中立な紹介サービスではない。相談後に人の担当者から提案を受ける可能性がある
  • 依頼先の候補を紹介するサービスではない

「何を頼むか」を先に固めておくと、紹介サービスや制作会社との打ち合わせで同じ説明を繰り返す負担も減ります。

段階ごとのおすすめの組み合わせ

  1. 整理:相談前の5つの準備を自分で書く。難しければGROWで相談しながら資料化
  2. 候補探し:知り合いの紹介がなければ、紹介サービスで2〜3社の候補を出してもらう
  3. 比較:同じRFPを渡し、相見積もりで比べる
  4. 決定:制作会社の選び方の項目で確認し、保守の範囲まで決める

すべての段階を外部に頼る必要はありません。自分で進められる段階は自分で進め、止まっている段階だけ相談先を使いましょう。

相談する前に決めておくこと

どの相談先を使う場合でも、次の3つを決めておくと話が早く進みます。

  • 予算の上限、または「未定」であること
  • 公開したい時期と、社内確認にかかる日数
  • 相談の結果を誰が判断するか(自分か、上司か、経営者か)

紹介サービスや制作会社は、問い合わせると電話やメールで連絡が来ます。対応できる時間帯や連絡方法の希望も、最初に伝えておくとやりとりの負担を減らせます。