結論:中身の差し替えは自分で、作りの変更は外注へ

判断の目安は、「今あるページの中身を入れ替える」か「ページの作りそのものを変える」かです。CMS(文章や画像を管理画面から更新する仕組み)でできる文章・画像の差し替え、お知らせの追加は、自分で直せる範囲に入ります。一方、ページの構成やレイアウトの変更、新しい機能の追加、サイト全体の作り直しは、外注が向く範囲です。

もう一つの選択肢として、ページ数が少なく、更新を自分で続けたい場合は、Wix・ペライチ・Studioなどのホームページ作成サービスへ移す方法もあります。費用と自由度、移行の手間を比べて検討します。

この記事の判断の目安は当サイトの整理です。料金は各サービスの公式ページで2026年10月19日に確認した内容で、変更される場合があります。

自分で直せる範囲:CMSでできること

CMSが入っているサイトなら、多くの場合、次の作業は担当者が管理画面から行えます。

  • お知らせ・ブログ・施工事例など、決まった型の記事の追加と修正
  • 営業時間、電話番号、料金表などの文章の書き換え
  • 写真の差し替え(同じ大きさ・同じ位置で入れ替える場合)
  • 誤字の修正、古くなった情報の削除

これらは制作会社に頼むと、依頼・見積もり・確認のやり取りに日数がかかります。自分で直せれば、気づいたその日に反映できます。

ただし、CMSで編集できる範囲はサイトの作り方によって違います。トップページの一部やメニューが固定されていて、管理画面からは変えられないこともあります。どこまで触れるかは、制作会社に一覧で教えてもらうのが確実です。

自分で直す前に確認すること

自分で作業する前に、次の点を確認しておくとトラブルを避けやすくなります。

  1. 自分の権限で編集してよい範囲か(社内の公開ルール、確認者)
  2. 制作会社・保守会社との契約で、社内での編集が認められているか
  3. 変更前の文章と画像を手元に保存したか
  4. 変更をすぐに公開する設定か、下書きで確認できるか
  5. スマートフォンでの表示も確認する手順があるか

特に、WordPressなどのテーマ(デザインの型)やプログラムのファイルを直接編集する作業は、表示が崩れたりサイトが動かなくなったりするおそれがあります。保守契約の対象外になることもあるため、管理画面の通常の編集機能の範囲にとどめるのが当サイトの提案です。

外注が向く範囲

次のような作業は、制作会社やフリーランスへの依頼を検討します。

  • ページの構成やメニューの変更、新しいページの型を作る
  • デザインの全面的な見直し
  • 予約・会員・決済などの機能追加、外部システムとの連携
  • サーバーやドメインの移転、CMSの入れ替え
  • URLが変わるときの転送設定(301リダイレクト)
  • セキュリティの更新や障害への対応

これらは、作業に専門の知識が必要なうえ、失敗するとサイト全体に影響します。一部だけを頼むスポット依頼ができる依頼先もあるので、全部を作り直す前に「この部分だけ」を相談する方法もあります。

依頼先の選び方はWeb制作会社の選び方、公開後の更新を任せる契約は保守・運用契約で確認したいことで扱っています。

判断の目安を表で確認する

直したい箇所を一つずつ、次の表に当てはめてみてください。迷ったものは「外注」寄りに考え、まず制作会社に見積もりと作業時間を聞いてから決めても遅くありません。

直したいこと自分で外注作成サービスへの移行を検討
お知らせ・事例の追加向く更新が多いなら保守契約で自分で更新を続けたいなら候補
文章・写真の差し替え向く量が多ければ依頼―
メニュー・ページ構成の変更CMSで変えられる範囲のみ向くページ数が少なければ候補
デザインの全面見直し向かない向くテンプレートで足りるなら候補
予約・決済などの機能向かない向くサービスの標準機能で足りるなら候補
サーバー・ドメインの移転向かない向く移行するなら設定が必要

「自分で」に入る作業が多く、「外注」の作業が年に数回なら、今の作りのまま必要なときだけ依頼する形で足りることもあります。

ホームページ作成サービスへ移す選択肢

ページ数が少なく、文章や写真の更新を自分で続けたい会社には、ホームページ作成サービスへ移す方法もあります。テンプレートを選び、管理画面で文章や画像を入れてサイトを作る仕組みで、サーバーの管理はサービス側が行います。主なサービスの料金を、公式の料金ページで確認できた範囲で並べます(2026年10月19日確認)。

サービス公式の料金ページで確認した内容確認時の注意
Studio無料のFreeプランあり。有料はMini(年払いの月額換算590円・月払い1,290円)から、Business(年払いの月額換算3,980円・月払い5,460円)など表示はプロジェクト(サイト)単位の料金。ほかにPersonal・Business Plusなどもある。税込・税抜の表記は料金ページで確認できず
ペライチライト1,628円/月(税込)、レギュラー3,278円/月、ビジネス4,378円/月、プロフェッショナル7,678円/月(いずれも税込表示)年契約で割引ありと案内。公開ページ数はライト3・レギュラー5・ビジネス以上20。1か月の無料お試しあり
Wix無料プランあり。有料プランはLight・Core・Business・Business Eliteなど料金は地域により異なると案内。日本円の金額は当サイトで確認できず、公式で確認を

料金のほか、独自ドメインが使えるプラン、公開できるページ数、フォームや予約の機能、サポートの方法がプランごとに違います。必要な機能が入っているプランで比べてください。料金・機能は変更される場合があるため、契約前に必ず公式ページで確認しましょう。

制作会社に依頼して作ったサイトのデザインや文章を移行先で使う場合、権利や契約上の扱いを今の制作会社に確認してください。

作成サービスに移すときに気をつけること

作成サービスへの移行は、費用を抑えられる一方で、気をつけたい点もあります。当サイトの整理として、合う場合・合わない場合を並べます。

  • 合いやすい:ページ数が少ない、更新を社内で続けたい、標準のテンプレートや機能で足りる
  • 合いにくい:独自の機能や外部システムとの連携が必要、ページ数が多い、サイトのデータを別の環境に移す可能性がある

移すと、多くの場合ページのURLが変わります。Googleの検索セントラルは、URLが変わるサイト移転では、旧URLから新URLへの恒久的なリダイレクトと、新しいサイトマップの送信を案内しています。作成サービスによっては旧サイト側で転送の設定が必要になるため、旧サーバーをすぐに解約しないよう注意します。手順の流れはホームページリニューアルの進め方の「公開後」の節を参照してください。

また、作成サービスで作ったサイトは、別のサービスや制作会社の環境にそのまま移せないことがあります。将来の作り直しも考えて、文章と画像の元データは社内で保管しておきましょう。

迷ったときの進め方

どれにするか決めきれないときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。

  1. 直したい箇所を一覧にし、上の表で「自分で/外注/移行」に分ける
  2. 「自分で」の作業を先に片づけ、残った課題を確認する
  3. 「外注」の作業について、今の制作会社に見積もりを聞く
  4. 外注の費用と頻度が大きい場合に、作成サービスへの移行や作り直しを比べる

作り直しを選ぶ場合は、見積もりの比べ方をホームページリニューアルの見積もり、何で金額が変わる?で確認できます。どの方法でも、決めた理由を上司に一言で説明できるようにしておくと、社内の承認が進みやすくなります。