結論:3つは競合というより、得意な工程が違う

やりたいこと合うツール
何を頼むか、何から直すかを整理したいGROW Agent プロデューサー
頼む内容は決まっていて、依頼書(RFP)の形に整えたいRFPビルダー
新しいサイトの見た目を、画面で確かめたいRevio

リニューアルの準備は「課題の整理 → 依頼書づくり → 見た目の検討」と進むことが多く、3つのツールはそれぞれ別の工程を手伝います。1つに絞るより、いまどの工程で止まっているかで選ぶのが現実的です。

3ツールの比較表

GROW Agent プロデューサーRFPビルダーRevio
運営GrowGroup株式会社(Web制作会社)ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社ウェル・ビーイング株式会社
何をするAIとの相談内容を15種類の資料に質問に答えてWebサイト向けRFPを作成今のサイトのURLからリニューアル案をHTMLで生成
料金相談・資料作成とも無料完全無料簡易診断は無料。リニューアル案の生成は1チケット220円(税込、初回110円)
始め方登録不要。URL・会社名・連絡先を入力アカウント登録が必要簡易診断は登録なし。保存・ダウンロードはログインとメール認証
成果物診断書、提案書、RFP、ペルソナなど(PDF・Word・PowerPoint・Excelなど)RFP(PDF出力)ブラウザで見られるHTML案(ダウンロード可)
主な制限公開前のサイトは読み込めない。概算は正式見積ではない共同編集不可、スマホ非推奨、プロジェクトは5つまで、Webサイト以外のRFPは対象外生成結果の保存は7日間、写真は生成しない、決済後の返金不可

2026年10月19日に公式情報で確認。

GROW Agent プロデューサー:課題の整理から資料まで

合う人:サイトはあるが、何から直すか、制作会社に何を頼むかが決まっていない人。

良い点

  • 公開ページを読み込みながら質問してくれるので、白紙から始められる
  • RFPだけでなく、診断書・提案書・社内共有資料など、相手に合わせた資料が作れる
  • 資料の著作権は相談者にあり、他社への提出も可能と案内されている

気になる点

  • 開始時に会社名・名前・連絡先の入力が必要
  • 運営はWeb制作会社で、相談後に人から提案を受ける可能性がある
  • 画面のデザイン案そのものを作るツールではない(資料に構成ラフやデザインコンセプトは含まれる)

詳しくはGROW Agent プロデューサーとはへ。

RFPビルダー:依頼書を項目どおりに埋める

合う人:目的や依頼範囲が決まっていて、制作会社に渡すRFPの形に整えたい人。

良い点

  • 完全無料で、有料プランの案内はない
  • 用語の解説やヒントを見ながら入力でき、項目ごとに未入力・入力中・完成の進み具合がわかる
  • 運営は通信会社のソニーネットワークコミュニケーションズで、制作会社への紹介を前提としたサービスではない

気になる点

  • アカウント登録が必要
  • 複数人での共同編集はできず、スマートフォンは非推奨
  • セッションは20分で切れるため、こまめな一時保存が必要
  • 何を書けばいいか決まっていない段階では、項目を埋めるのが難しい

RFPに書く内容はRFPにまとめたい項目と作り方を参考にしてください。

Revio:リニューアル後の画面を先に見る

合う人:言葉で説明するより、具体的な画面を見ながら社内や制作会社と話したい人。

良い点

  • 画像ではなくHTML/CSSで生成されるので、ブラウザでスクロールして確かめられる
  • 「信頼感」「モダン」「採用強化」などの方向性を選んで生成できる
  • 生成したHTMLをダウンロードして制作会社に渡せる
  • 簡易サイト診断は無料、生成も1回220円(税込)と少額で試せる

気になる点

  • 生成結果の保存は7日間で、必要なものはダウンロードしておく
  • 写真は生成しない。複数ページは個別見積もり
  • 決済後のキャンセル・返金には応じられないと案内されている
  • 公開前に文章・画像・法的な表記・リンク先の確認が必要と、公式も案内している

生成された画面案は「方向性の見本」であり、そのまま公開できる完成品ではありません。

組み合わせ方の例

  1. GROWで課題と目的を整理:診断書・提案書で、何を直すか、誰に向けたサイトかを固める
  2. Revioで見た目の方向性を確認:画面を見ながら、社内の好みや必要な要素をすり合わせる
  3. RFPにまとめて制作会社へ:GROWのRFPか、RFPビルダー、手元のテンプレートで依頼書を作り、複数社に渡す

すべてを使う必要はありません。目的が決まっているなら2と3だけ、画面案が不要なら1と3だけ、というように止まっている工程だけ補えば十分です。比べ方は相見積もりの取り方も参考にしてください。

どれも使わない選択肢

依頼内容が固まっていて、社内に使い慣れた依頼書の様式があるなら、手元の文書で作るのがいちばん早い場合もあります。外部サービスに会社の情報を入れる必要もありません。

ツールを増やすほど、入力と確認の手間も増えます。「いまのやり方だと何が止まっているのか」を一つ決めてから、その部分を補うツールを選びましょう。進め方の考え方はAIなし・汎用AI・特化AIの比べ方にまとめています。